エピソード

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幼少期

5歳ごろから長靴スキーを始める。このころは楽しかった。

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小学生

本格的なスキーを履いてゲレンデデビュー。しかし止まり方が分からないまま親に連れていかれ、人に衝突して止まる。親に八つ当たりして泣きわめく。

ある時、人にぶつかる寸前で目をつむって力を入れると曲がり、それから楽しくなる。

地元の閑乗寺スキー場で平日ナイターや休日も滑りまくる日々が始まる。

地元のスキークラブに誘われるも、スパルタ特訓の記憶がよみがえり、断って自己流で楽しむ。

小4~6で地元のスキー大会に出場し、1位をとって味を占める。

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小6の冬

長野オリンピックをテレビで見て衝撃を受ける。自分もスキー選手になりたいと強く願うようになる。

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中学生

スキー選手になりたいと思いつつも、どうやったらなれるかわからず過ごす。

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高校生

部活動に身が入らず、スキー選手になりたいと再び強く願うようになる。スキー部の顧問の先生に相談するも、両親の反対により、先生からも断られる。八方ふさがりになる中、陸上部の先生に説得され、2年生から陸上部に入部することに。

陸上部では短距離に所属し、走る楽しさに目覚める。その年の新人戦で100m・200m共に入賞するなど、結果も出始めた。しかし、3年生の富山県総体で入賞を逃すと、大学でも陸上を続けたいと思うようになる。

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大学~28歳

陸上競技に打ち込む。4年間かけて100mで12秒台の自己ベストを出す。日本インカレは個人では出ることができなかったが、リレーの補欠メンバーに選ばれた。社会人になってからは、元々興味のあった三段跳をメインに取り組む。三段跳で全日本実業団に6回出場。

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28歳~34歳

陸上競技の雑誌で種目転向者としてスケルトンの選手の募集を見つける。トライアウトに挑戦するも、最終選考で落選。しかし、夏場の大会で4位に入賞し、日本代表に選ばれる。

ノースアメリカンカップ(ワールドカップの下部大会)に2戦出場し、両方とも15位。

オリンピックを目指すも、選考基準が高くなり、コロナ禍も重なったことで断念。

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34歳~現在

地元の廃スキー場(旧スノーバレー利賀)でSKIMOの大会が行われることを知る。調べてみると当時はまっていたバックカントリーに似ていて、これなら余裕かもと思って出場。しかし感覚が全く違い撃沈。

以降2年間は数回大会だけ出る。

2022年、SKIMOがオリンピック種目になって初めての日本選手権が地元宇奈月で開催された。その大会のスプリントで4位入賞し、日本代表に選出される。

2023年世界選手権・ワールドカップ、2024年ワールドカップ出場。

担任している子供たちや両親、周囲の応援が力になり、もっと頑張りたいと再び思うようになる。