6月上旬、日本山岳スポーツクライミング連盟のHPにて、来シーズンの強化指定選手の発表がありました。
その中に私の名前はありませんでした。
来シーズンの強化指定選手から外れたということは、ワールドカップに出場することができません。
オリンピックに出場するには、国内選考以前に「ワールドカップに出場して1回以上は上位80%を獲得する」という最低条件をクリアしていなければなりません。
すなわち、ワールドカップに出場できないということは、オリンピックに出場することができないということになります。
この結果をもって、私のオリンピックへの道は絶たれました。
1年間、仕事を捨てて全てを競技に捧げて多い時には1日7~8時間を練習に費やしてきました。
もちろん、環境や人を変えればよかったのではないか、もっとケアをしっかりすべきだったのではないか、もっと早く決断していれば…など「もっとこうしていれば」という気持ちがないわけではありません。
ただ、その時その時のベストを選択してきたし、やるべきことはやり切ったと言えます。
その結果なので、真摯に受け止めます。
「オリンピック」という夢の舞台に立つことを信じて応援していただいた方々には、期待に応えることができず、大変申し訳ありません。
今後について、この1か月、色々考えました。
今思うことは、やっぱり私は世界の舞台に立ち続けたい。ということです。
同時に、応援していただいた方々や地域に恩返ししたい。
オリンピックを本気で目指したからこそ、普通に暮らしていたら絶対に出会わなかったであろう方々にもお会いし、たくさんのご縁ができました。本当に感謝してもしきれません。
そのために、私は社会人になってからずっと続けているマスターズの世界に本格的に移行していこうと思います。
詳しくは次の記事で。