白馬八方スーパーバーティカルレース

3月30日(日)、白馬八方尾根スキー場でのバーティカルレースに出場してきました。

全長4.2km、累積標高1100mを一気に登ってゴールする、登りだけの種目(バーティカル)です。

日本代表選考会にもなっているレースなので、どうしても勝ちたいという思いをもって臨みました。

過去2回とも最初飛び出して超失速するという失敗をしているので、今回は1位になるであろう選手についていき、テクニカルな斜面がある2か所で勝負をかけるという作戦にしました。

ただ、心配していたのは飛び出されてあまりにも速いペースだったらどうするか。

もし速すぎてつぶれそうになったら、心拍数を見て150~160台でひっぱって粘り、姿を追いながらテクニカルな斜面でチャンスを狙おうと決めました。

今回は珍しく計画通りの行動と睡眠時刻、睡眠時間を確保することができました。

スタートは予定どおりに行ったのですが、しばらくすると身体を動かしているのに前に進まない。

1,2月に同じペースで登った人にも遅れる。

おかしいと思いながらも、心拍数を見る作戦に切り替えてリズムで必死に登りました。

補給をする余裕もなく、代わりに水分は多めにとるように気を付けました。

このコースはひたすら急登ですが、途中緩くなる回り道のところがあります(兎平の下)。

そこで何人かずり落ちていたのですが、コーチをしていた方に「早めに右に行った方がいい」と言ってくれたおかげで、ずり落ちずに加速することができました。

なかなか緩い斜面でも抜けなかったのですが、その先の急登で2人がずり落ちているところを直登で行き、ようやく抜かすことに成功。

最後のトラバース(斜度がない移動)で少しでも前に追いつこうと必死で走りました。

そしてゴール前の最後の急登。

凍ってガリガリの斜面で、前にいた集団がずり落ち苦労しているところを直登でいきました。

ここで5・6人抜かすことができました。

水曜日に新しく買っておいた幅広のシールを選択して大正解でした。

ゴール前は最後の力を振り絞って走りました。もう少し手前から走りたかったですが身体がもう動きませんでした。

最終順位は5位。

スカイランニング全日本優勝者や地元の新規参入等の試練もあったとはいえ、非常に悔しい結果となりました。

どのような状況であっても力を発揮しなければならなかったのに超えられなかったのは自分の力不足です。

持てる力はすべて発揮したのでレース自体に後悔はありません。

原因を考えていくと、言えるのオーバートレーニングだったのではないかということです。

17日に帰国してから前々日まで完全休養の日なし、しかも2日おきにインターバル等の高強度トレーニングをしていました。

なので、スタート直後から、それほど飛ばしていないのにすぐに息が上がり足がうまく動かなかったのではないかと思います。

日本選手権までの3週間、その加減をしっかり考えてトレーニングを組み直したいと思います。

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