ステアクライミングチャレンジ大阪大会(第4戦)

11月30日(日)、大阪のツイン21MIDタワーで、ステアクライミング(階段競走)に出場してきました。

ステアクライミングチャレンジという年間4戦ある大会の最終戦になります。

739段、150mアップという未知の高さに挑んできました。

今回は1発勝負です。

2週間前に練習会に参加したものの、20階までだったことと、そのときに結構ばて気味だったので何気にかなり緊張しました。

しかも今回はスカイランニングユース世界選手権3位の子やスカイランニング全日本選手権で優勝した方も一般の部にいて、そういう周りのことを気にする良くない癖もあり。

ただ、勝負するのはそういう不安を抱えて勝手に委縮している自分自身。

2週間前の練習会で、最初飛ばしすぎないこと、踊り場でもたつかないこと、手すりと脚を出すタイミングを合わせてリズムで行くことをとにかく意識しました。

その結果、23階くらいまではかなり順調にいき、前の人にも追いつき、割とペースも保てている、このままいけば…という感じでした。

ところが、23階辺りを過ぎたとたんに一気に脚に「ズンッ」という重みが出てきて、急に脚が動かなくなりました。

それにびっくりしたからか、リズムが崩れ、さらに脚が動かなくなり…ついには止まってしまいそうになりました。

何人か前にスタートしたチームの部の人が前にいてなかなか道を譲ってくれず、そのペースにしばらく合わせてしまったのも仇となりました。

「もうだめだ」「歩きたい」

そういう思いが前面に出てしまい、踊り場で一瞬完全に止まり、当然足も出ないので一段抜かしが何歩かできなくなりました。

が、「ここで諦めたら絶対後悔する」と思い、再び無理やり一段抜かしに戻り、仕方なく外側から息も絶え絶えに抜かしました。

30階を過ぎたあたりから記憶が飛びそうになり、手足を動かすのがやっと。

フラフラでゴールしました。

結果は5分45秒で4位。

1秒差で入賞を逃しました。

シリーズ戦で初めて入賞できず。

しかも、今回はエリート選手7人中6人にも遠く及ばず。

エリート選手の中にいるライバルの方にも30秒近く差を付けられていました。

あまりにもショックで呆然としました。

後から中間で見ててくれたエリート選手から聞いたところ、やはり20階までは2位の選手のすぐ後ろまでついていたので20秒速いタイムだったのに、ゴールしてみたら逆に20秒差をつけられていました。

つまり、後半だけで40秒も遅くなっているということになります。

ということは、前半余裕をもったつもりでも実はオーバーペースだったということになります。

確かに今思うと、10階辺りから前の2位の人の息づかいや登る音が近付いてきて、「行ける」と思って追い上げた感じだったので、そこが確実に速すぎたんだと思います。

そこを我慢すれば、まだもう少し後半違った展開になったんじゃないかと思います。

中にはダブルの部に出た後にこの一般シングルに出た(つまり3本)方も何人かおられて、最後ぶっ倒れてしばらく動けなかった自分としてはありなえない、超人だと驚愕しました。

今回の後半激タレ具合は、まさに去年のSKIMO全日本選手権スプリントの決勝の再現な感じでした。

自分の一番弱い部分が露骨に出た感じです。

実際の順位やタイムに顕著に表れる形となりました。

かなり落ち込みましたが、こうして試合を振り返ってみると改善すべき点がはっきりしました。

・平地の場合、1500~600m、3000mのような、全力だけど粘らなくてはならないインターバル練習

・坂ダッシュ(ポールラン含む)

・階段ダッシュ(450~600段はほしい)

などなど、これからのシーズンに向けた特異的な練習を積み上げていきます。

9月の八ッ場ダムで知り合った子が私をライバルと言ってくれて、待ち受けまで作っていました笑

これまでやってきたいろんな競技では相手にもされてきていなかったので、本当に嬉しいことです。

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